こんにちは！Plusie代表の坂です。
今回は、モルタル外壁のメリット・デメリットをお伝えします。
前回同様、一般的にネット上に掲載されているものに加えて、一番最後にこれまでリフォームやインスペクションを行ってきた経験も含めてお伝えできればと思います！
◎窯業系サイディング
≪窯業系サイディングのメリット≫
・手作業ならでは風合いと意匠性がある
・表面に継ぎ目がない
・耐火性、耐久性に優れている≪窯業系サイディングのデメリット≫
・サイディングに比べて汚れやカビが発生しやすい
・工程が複雑で、工期が長くなる
・サイディングと比べて費用が高い
外壁モルタルは、セメント・砂・水を混ぜ合わせてつくる建築材料で、1990年頃までは外壁の主流の仕上げ材となっておりました。
現在はサイディングが主流となっておりますが、仕上がりの美しさや独特の風合いから、人気のある材料です。
◎リフォームやインスペクションを通して考えるモルタル外壁の実状
〇汚れは本当につきやすい
モルタルのパターン（模様）にもよりますが、汚れは本当につきやすいです。
雨垂れ、換気扇の真下の排気汚れ、太陽が当たりにくい箇所はカビや苔など。
サイディングのように表面に加工やコーティングがない分、汚れが付着しやすく落ちにくい材料になります。
汚れが付着した場合は、高圧洗浄で汚れを落とした上で、汚れが付きにくい塗料で塗装するといった対策があります。
〇継ぎ目がないことがメリットにもデメリットにも
モルタルはサイディングと違って、シーリングの継ぎ目がありません。
（サッシの周りにはシーリングが入ることはあります。）
継ぎ目がないことで一体感があり、美しい仕上がりとなります。
ただし、継ぎ目がないことで揺れた時に外壁が一体で揺れてしまうため、サイディングに比べてクラック（ひび）が発生しやすい材料でもあります。
また、モルタルの原料には液体があるため、乾燥するとクラックが入ります。
いずれにしても、クラックが入った際は水の浸入の懸念があるため、補修が必要となります。
〇補修は比較的容易にできる
上記でクラックが起きやすいと記載をしておりますが、クラックが起きても比較的容易の補修ができます。
クラックの幅や深さによって補修の方法は変わりますが、サイディングに比べて補修はしやすく、補修の跡も目立ちにくいです。
サッシを交換した場合も、外壁はモルタルで補修して同様の色にて塗装することができるため、リフォームのしやすさではモルタルの方がメリットはあるでしょう。
以上です！
サイディング同様、適切なメンテナンスをすることでモルタルも持ちが長くなる材料です。
中古戸建を購入検討の際には、やりたいリノベーション内容を考慮して、モルタルかサイディングを選んでも良いかもしれませんね！
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